アスカカンパニーでは、生成AIを使用したプログラミング講座を開催しています。
生成AIとは
会話、ストーリー、画像、動画、音楽などの新しいコンテンツやアイデアを生み出すことのできる AI の一種です。
専門的なスキルを必要とせず高品質なコンテンツを生成できるため、業務効率化やアイデア創出などビジネスシーンでも多く活用されています。
このような生成AIが身近な存在になり、アスカカンパニーでも生成AIを取り入れ、日々の業務の改善を目指しています。
生成AI活用の背景と目的
日々の作業の中で、作業に時間がかかるものを自動化したいがどのようにやっていけばいいのかわからないといった問題を抱えています。
例えば、Excelやスプレッドシートのようなツールです。
VBAマクロやGAS(Google Apps Script の略で、Google が提供するJavascriptベースのプログラミング言語)を利用すれば解決できる業務でも、『やり方が分からない』『プログラミングは難易度が高い』と感じてしまいます。
そういった問題を取り除く手段として生成AIを取り入れました。
生成AIを活用しプログラミング作成のハードルを下げて、作業効率を図るのが目的です。
講座内容
この講座では生成AIを活用し、業務改善をするとともに生成AIの活用する上での必要な知識やスキルも学んでいきます。
受講者はそれぞれ課題を提示し、どのように改善したいかまでを明確にしていきます。その課題を提出し、
講師の指導のもと実際に生成AIを使用したトレーニングを行っていきます。
講座の受講後はフィードバックを行い、成果調査として半年後に講座がどう生かされているかの確認も実施します。
課題の難易度によっては、複数回受講する方もいらっしゃいます。
ここで受講者の課題事例を2つ紹介します。
①ExcelVBAプログラミング編
毎月の棚卸準備に時間がかかっている為、手間を減らす工数削減です。
今までは膨大なデータから必要項目だけを指定シートに手作業で貼り付けていました。
約10分~15分かかっていた作業時間を今後は約3分で完了することが可能となり、時間短縮につなげました。
②googleスプレッドシートのGASプログラミング編
今回の対象は、製品評価項目に関する業務となります。
今までは製品の評価項目は担当者の経験値や記憶に辿ることが多く、評価項目に漏れが起きることがありました。
講座を通して抜けがないように評価項目をリスト化し、多数ある評価項目の中から必要な項目を抽出するツールを作成しました。
評価項目を整理、見える化することで標準化を図っています。
受講者からは評判がいい『AIを用いたプロミング講座』
受講者からは、『わかりやすく、業務でそのまま使えるツールが作れた』『想像以上に実務に役立つ内容だった』という声が寄せられています。
さらに違う業務でも生成AIを活用していきたいという意見もあり、今後の活用範囲の広がりが期待されます。
また受講者の中には初めて生成AIを使用した方もいます。『最初は生成AIを使用するのに抵抗があったが、容易に活用できるのが知れた』『生成AIに興味を持った』など、生成AIに興味を持つきっかけの場にもなっています。
今後は受講内容をマクロやGASにとどまらず、メタベースを用いたデータ分析などにも生成AIを活用し、受講者のサポートと誰もがスキルアップできる環境づくりを進めてまいります。
Writer:MOCA